映画/8年越しの花嫁は岡山県に住む2人のカップル西澤尚志さんと中原麻衣さんの婚約から結婚するまでの実話をもとに作られた映画です。
2007年に結婚式を控えていた2人でしたが、新婦の麻衣さんが「原因不明の病」によって6年間目を覚ます事がなく闘病生活が始まります。
その後、目を覚ますことになりますが尚志さんの今までの記憶がなくなっていました。
今回は映画/8年越しの花嫁のモデルとなった実話のその後や、最後で記憶は戻ったのか?についてまとめてみました。
目次
【8年越しの花嫁】実話のその後は?
【8年越しの花嫁】の映画は実話をもとに作られた作品ですが、その実話のその後はどうなっているのでしょうか?
実話のその後
映画/8年越しの花嫁のモデルとなった尚志さんと麻衣さんのその後はというと、麻衣さんは病気の発症前の記憶と知識は取り戻し、2015年には元気な赤ちゃんが誕生します!
麻衣さんは毎日新聞のインタビューでこんなコメントを残しています。
今この病気になられている方
関わっている方
命があったら元気になることもできるし、子供が生まれることもあるので一人でも多くの人に本や映画を見てもらって、一人でも多くの人の力になれたらいいなと思っています。
この取材当時は夫の尚志さん、息子の碧和くんと一緒に元気な姿でインタビューに答えていました!
あれだけ大変な8年間を乗り越えてきた西澤尚志さんと中原麻衣さんなので深い愛と絆でお子さんを育てていくと思います!
そしてこれだけの困難を乗り越えてきた両親を持つお子さんも、自慢のお父さんとお母さんになっていくことでしょうね!
映画/8年越しの花嫁の最後は記憶は戻ったのか?
映画/8年越しの花嫁は実話を元に作られた作品ですが、6年間の闘病生活になんとか耐えた麻衣さんは、婚約者の尚志さんの記憶がありませんでした。
麻衣さんが昏睡状態から目を覚ましてから、二人は一から愛を育むことになります。
【8年越しの花嫁 奇跡の実話】
難病により昏睡状態になってしまった婚約者との、8年間の物語。
自分の恋人が、万が一同じような状況になってしまったら……主人公の辛さが深く感じられた。
個人的には、婚約者の父母の気持ちも考えながら見ると辛くなる。これが実話だと思うと、なおさら。
— 前野りさ@恋愛映画のススメ (@maerisanba) July 13, 2020
しかし尚志さんと過ごした1年間の間に麻衣さんの記憶は戻ることはありませんでした。
そして難病、意識不明、記憶喪失という困難を乗り越え、2人は8年越しの結婚式を挙げる事になります!
これだけ渾身的に支えてきた尚志さんと、闘病生活を乗り越えた麻衣さんは凄いですよね。
もし記憶が残っていなかったとしても、これから二人で愛を育んでいけば、今後の思い出が作れますので幸せな結婚生活を送っていけると思います。
原因不明の病・抗NMDA受容体脳炎とは?
麻衣さんが2016年に発症した病気は当時はまだ病名がありませんでした。
今でこそ「抗NMDA受容体脳炎」という病名がありますが、2016年のころは悪魔払いされていた病気だったのです。
自己免疫性脳炎である「抗NMDA受容体脳炎」とは体内で生じた抗体が脳を攻撃し、精神症状が表れたり昏睡状態に陥ったりする病のことです。
毎日新聞によると抗NMDA受容体脳炎の仕組みが解明されたのはなんと麻衣さんが発症した後だったとのこと!
麻衣さんの場合、卵巣にできた奇形腫という腫瘍が原因となり、本来ならその腫瘍を排除しようと身体は抗体を作ります。
しかし麻衣さんの場合、自分の抗体のせいで脳に障害が起きてしまう病気だったのです。
日本では若い女性を中心に年間1000人程度が発症していると推定されている病気と言われています。
実話の裏話
この話を聞いて驚きましたが、8年越しの花嫁の映画では明かされていない実話で裏話があります。
それは麻衣さんの病気を必死で治そうとしていたご家族にまつわる話です。
それは麻衣さんがICUに入りどんな治療も奏功せず、激しい不随意運動やてんかん発作が続き、意識が戻る兆しは見られなかった時のことです。
麻衣さんの家族は、自宅近くに住む「修験者」を名乗る女性にこんな言葉をかけられたのです。
「獣の霊がついている。私が99%治せます」
わらにもすがる思いで、家族はこの女性に先祖供養などを依頼したのでした。
その女性からは300万円支払うように言われたが、準備できたのは150万円。尚志さんも「疑問は持ちながらもいちるの望みにかけるしかない」と思っていたのです。
女性の指示に従い30ほどあった古い墓を一つにまとめ先祖の供養塔を建てることに決めました。しかし墓石業者と女性が対立。
これをきっかけに女性との関係は終わったのです。麻衣さんの母は「あのとき300万円用意できていたら全額払っていた。今考えてみればバカな話だが、良い勉強代になりました」と振り返ります。
引用元:毎日新聞デジタル
この話は本当にムカつく裏話です(怒)
病気のこともまだどんな治療が有効なのか分からなく、手探りの状況で大変な時に、こんな悪徳商法の奴等にこんな目にあっていたとは…(泣)
それだけ必死だった状況がヒシヒシと伝わってきます。
まとめ:8年越しの花嫁のその後で記憶は戻ってる!
映画/8年越しの花嫁は実話をモデルに作られた作品で凄く泣ける感動の映画です!
麻衣さんを始め、夫の尚志さんやご家族の苦しい闘病生活は凄く衝撃でしたが、現在は暖かい家庭を築いていて良かったです。
まだ映画を見てない方は是非チェックしてみてください!