ドラマ「わたしを離さないで」は英国のベストセラー作家カズオ・イシグロさんの作品を日本版にアレンジしたドラマです。
臓器提供者として作られたクローンという使命を背負った子供たちの人生を描いた物語で、実話ではないかと噂になっています。
今回は「わたしを離さないで」の実話やクローン人間が現実に存在するのか考察してみました。
目次
わたしを離さないでは実話?
「わたしを離さないで」おドラマを見ててこの話が実話だったら本当に怖いですよね(汗)
ドラマの内容は実話?
ドラマ「わたしを離さないで」を見ている視聴者から「実話なのか?」と言った疑問の声が沢山あります。
クローン人間までいかないにしても、最近では細胞から牛肉が作られたという話も聞いたことがあります。
この「クローン」という言葉も1903年に作られたようで、様々な物質を人工的に生成する実験が実話として存在します。
1891年には「ウニ」のクローン作りに成功した後、クローンカエルやクローン羊などが作られますが、どれも短命で数年で命が尽きる結果となっています。
そしてクローン技術は発達し、1998年にシード博士という人物がクローン人間を造る研究に試みますが、経済上不可能となってしまいこの研究は終わります。
もしこの研究が進めばクローン人間の奴隷化や、社会制度が混乱するといった事からクローン人間を生成するのは禁止されました。
この結果、ドラマ「わたしを離さないで」のようなクローン人間は法整備されているため造ることはできないので、今のところこのドラマは実話ではなく完全フィクションの物語となっています。
「わたしを離さないで」のタイトルの意味について
ドラマ「わたしを離さないで」は実話ではないことがわかりましたが、このタイトルの意味は何だったのでしょうか?
これは臓器提供のために人生を強いられた子供たちの人生から何かを訴えているように考えられます。
- 心を無視されめいる存在
- 周囲や社会から顧みられない存在
- 摂取されるだけの存在
- 用済みになれば捨てられてしまう存在
そういった人生を歩んでいる人たちの「簡単に捨てないで」「存在を忘れないで」という心の叫びを描いていると感じられます。
命や心・存在を蔑ろにされるモノ達を臓器提供者になぞらえていて、心や存在に目を向けられないモノ達は、提供者ばかりではないということだと考えさせられるドラマだったと感じます。
臓器提供者・クローン人間は現実に存在するのか考察
ドラマ/わたしを離さないででは臓器提供者という設定でクローン人間化の人生を強いられた子供たちがかなり衝撃的なストーリーで怖かったですね。
このドラマは実話なのかという事も話題になっていましたが、これは完全なフィクションという事でちょっと安心しました(汗)
臓器提供者はいるのか?
この作中で出てくるように臓器提供者というのは存在するのでしょうか?
現実には臓器移植という事で顔面の皮膚移植も試みられています。
そして亡くなられた人の臓器提供も今では可能になっていて、死後に臓器を提供する意思も提供しない意思も、その意思を健康保険証や運転免許証等で表示しておくことが出来ます。
また死後に実際に臓器提供できるかは様々な条件の中で決まります。
例えば脳死の場合
- 運ばれた病院が臓器提供施設であること
- 脳死とされうる状態であること
- 提供したい臓器が健やかであること
- 感染症やガンでないこと
- 家族がしょうだくすること
上記の条件等を満たしていないと臓器提供は出来ません。
クローン人間は現実に存在するのか?
前途でも記載してますが、クローン羊は今までに誕生したことがあります。
哺乳類で体細胞クローンを作ることは無理だと考えられていましたが、世界初の成果として報道されました。
その後、牛や豚、猫や犬なども誕生したのですが、2018年に中国科学院の研究チームがカニクイザルでクローンを誕生させることに成功。
カズオ イシグロさんの ノーベル賞記念で 再放送された
「わたしを離さないで」
を思い出してた。1月24日アメリカの科学雑誌
「セル」では 中国でカニクイザルのクローンに成功した。と 医療に役立てたいと。コメント。
倫理としての反発は とてもよくわかる。どんな医療?— ラダ (@ohfvnleb9fjr881) January 25, 2018
ヒトを含む霊長類では初めての成果です。
しかしこの技術には国連を含め日本でも2001年に「クローン技術規制法」が施行され、クローン人間を作ることは禁止されています。
2020年現在ではクローン人間は存在していないですが、この技術によって今後どのような形で社会に使われていくのか注目です!
一部では畜産業への貢献も期待されていて、優れた肉質を持っている牛から体細胞クローンを作ることで、美味しい牛肉を大量生産なるかもしれないと言われています。
そのほかにもマンモスのように絶滅動物を復活させる方法としても考えられているようです!
美味しい牛肉が沢山作れて、安く購入できたら消費者からしたら嬉しいですよね。
まとめ:「わたしを離さないで」は実話ではないが意味が深い!
ドラマ/わたしを離さないでは実話ではなくフィクションということですが、リアルであればかなり怖いストーリーですよね(汗)
クローン羊などクローン技術はどんどん研究されているので、未来の社会にどんな影響を与えていくのか気になるところです。
このドラマの訴えているメッセージはかなり深い意味があると思いますので、まだ「わたしを離さないで」を見てない方は是非チェックしてみてください!