2017年に公開された映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は90年代に放送されたドラマをベースに新たな解釈を加えたアニメ映画です。
この映画を見て結末がどういう意味かわからないと言った事で「イライラ」した人も多かったと思います。
今回は映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の結末はどう言った意味なのかについて考察してみました。
目次
打ち上げ花火下から見るか横から見るか の結末はどういう意味かわからない?
岩井俊二監督が手掛けた「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」ですがストーリーの結末を見てもどういう意味かわからないという声が多数あります!
打ち上げ花火下から見るか横から見るかの意味がわからないみんなの感想
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
見たけど。
なにあれ。意味わからん。— 攻達磨の龍さん @ 🐌 (@yangeponpon4) July 8, 2020
日本で「未来のミライ」と「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の方が流行ってたのがマジで意味わからんですけど。
— 日ニチ (@nichi_cos) March 10, 2019
打ち上げ花火
下から見るか?
横から見るか?見た人います?
よく意味わからんかったただただナズナが戦場ヶ原さんに見えただけ(。´•ㅅ•。)
— テツ男 (@grand_beatz) May 24, 2018
やはり、この映画を見ていて最初から最後まで意味が分からなく見ていた人は多いみたいですね(汗)
この作品は、「もしも」の世界が現実になるといういわゆるタイムリープもののジャンルに当てはまるアニメです。
主人公の典道がすべき行動をやり直していくといった大まかな設定がなされています。
典道とヒロインの「なずな」が最後のタイムリープで二人はついに結ばれることになりましたが、夏休みが終わり二学期の登校初日である疑問が出てきました。
それは転校する予定のなずなは教室にいないのは理解できますが、典道は出席を取られている時に姿がありませんでした。
最後の典道の居場所
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のラストシーンは典道となずなが教室にいないところで結末を迎えます。
典道は一体どこに行ったのでしょうか?
典道の最後を考察してみましょう。
なずなと駆け落ちした説
作中で典道は何度も駆け落ちしようと言っていたのでなずなと「駆け落ち」した可能性が考えられます。
そして駆け落ちが1番この結末の結果を見ていると1番府に落ちるような気もしますね。
しかし典道やなずなの年齢は13歳ということなので、駆け落ちしたと考えても現実的にはちょっと無理があります(汗)
ただ13歳くらいの時は、その場の勢いで行動していた年頃でもあります。
なずなと典道が駆け落ちをして教室からいなくなったという展開が1番シックリくる結末に思えますが、その後大人達に見つかり連れ戻されたりするような感じがします。
もしも玉で異世界に行った説
典道はなずなが持っていたガラス玉のようなものを投げたとき「もしも」の世界にタイムリープしました。
そして何度もタイムリープしていたことが原因で、その異世界に取り残されてしまったという事も考えられます。
なずなも転校したのではなく、典道と一緒にタイムリープの世界に行ってしまったため現世にいなかったという説もありです。
典道の死亡説
この「死亡」という説も話題になっています。
ただこの説に関してはあまり信憑性に欠けてて、何より教室で出席の点呼をしていた時「しまだのりみち」の名前を読み上げていたからです。
もし典道が亡くなっていたならかなり問題になっていてもおかしくありません。
もしかしたら、なずなが転校するということで見送りに行った可能性も考えられますね。
典道のライバル・祐介がちょっと憂鬱そうな顔をしていたので、典道がなずなを見送りに行ったことを知りあんな表情をしていたのかもしれません(汗)
打ち上げ花火下から見るか横から見るかの終わり方は何が言いたいのか考察
映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の終わり方は結局何が言いたいのか気になる人は多いと思います。
終わり方の意味
この映画の終わり方には意味があったのかは見た人によって色々解釈があると思います。
しかし典道はタイムリープを繰り返していったことで確実に「大人」になっていったことも見受けられます。
自分の気持ちに素直になれなかったり、とっさに行動出来なかったりとまだ中学生、もしくは小学生と変わらない典道でした。
でも何度もタイムリープをして、なずなと一線を超えた事で異世界に到達したのでその時点で典道は今までの自分から変わり、大人の典道になったと考えられます。
その結果、典道は今までの典道ではなくなった…。
- 今までの典道が居ないということがあの結末・最後で示されたと考えられる。
- なずなが居なかったのも典道や祐介よりも先に大人になっていた。
- それを追いかけていた典道も大人になった事であの教室にいなかった。
祐介だけまだ子供のように「○んこ」を連呼するような子供だったから、あの教室に残っていたという訳です。
ラストシーンは何が言いたいのか?
上記にも示したように映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のラストシーンで典道はいませんでした。
それは典道が大人になった事のメタファーだったと言えます。
典道が居なかったことは不穏な感じがしますが、これは何か別のメッセージが隠されていたりすることが多いです。
「駆け落ち」や「異世界にいった」など典道の行方の良し悪しは示されていません。
でもこの映画では典道が今までのような子供じみた人物ではなく、大人になっていく成長がわかります。
自分の思っていることに素直になり、何回失敗してもまたやり直すように行動していけば、また違った自分に生まれ変われることを伝えてくれた映画だと言えますね!
まとめ: 打ち上げ花火下から見るか横から見るかの結末は勇気をもらえる!
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の映画の結末はどういう意味かわからないと思った人は多いと思います。
しかしこの映画ではヒロインのなずなのことを想い、大人になっていく典道の姿が描かれたヒューマンドラマのような作品です。
結末に典道が居なかった事で一体どうしたのか?気になったと思いますが、その後はなずなと一緒に大人に成長していったことと考えられます。
受け止め方は人それぞれかと思いますが、ハッピーエンドだったことにしておきましょう!