三谷幸喜監督の映画・清洲会議はあの織田信長が討たれた本能寺の変のその後が描かれた物語になっています。
織田信長が亡くなった後、織田家の後継を決めるという事で、尾張にある清須城に集められた織田家の重臣たちが後継を決めるために、柴田勝家対羽柴秀吉の手回しなど、作戦や奇想天外なやり取りが面白い作品ですよね!
その清洲会議の中で弥助役が黒塗りで黒人ぽいキャストとして登場していましたが、一体誰なのでしょうか?
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今回は清洲会議の映画で黒塗りの弥助役は誰だったのか?史実では本当に黒人だったのかをご紹介していきます!
清洲会議の映画で黒塗りの弥助役は誰?
清洲会議は本能寺の変の後、織田家の後継を決める重要な会議ですが、映画の中で京都の馬回りのシーンで一瞬だけ黒塗りの人がでてきました!
その黒塗りの役は織田信長の側近として仕えていた弥助という事は歴史に詳しい人じゃないとわからないですよね(笑)
三谷さんの清洲会議にも弥助が出てるんだけど使い方が秀逸で弥助を知ってる人にはここで弥助を出すのか~小ネタがすごい!ってなるし、知らない人にはなんで信長の隣に黒人いるのって笑いを誘うのだ
— ゴムサン⭕️GM300 (@gom_san) July 15, 2018
清洲会議のキャストはかなり豪華な顔ぶれですが、この黒塗りの弥助役は一体誰なのか気になります!
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その黒塗りの弥助役を演じていたのはキャスト一覧を見るとショー片島さんという方が演じていたようです。
おいwww、今の弥助、平たい顔族を黒く塗っただけではないのかwww#清洲会議
— 長宗我部元親_bot (@motochika_bot1) March 18, 2018
弥助役のキャストの正体を推測
筆者は俳優とか女優とかそんなに詳しくないのですが、ショー片島って初めて聞きましたが、一体誰なのでしょうか?
ネットでも色々調べてみましたが、Wikipediaにも一切載っていませんでした(汗)
ショー片島って人は今は芸能界を引退しているのか?だから詳しい情報がないのかと思っていましたが、清須会議のスタッフを調べてみたら、何やら怪しい名前を見つけました。
それは助監督の川島章三さんの名前が、章三川島→ショーゾーカワシマ→ショー片島って感じで、もしかしたら助監督の川島章三さんがチョイ役でショー川島として登場した可能性が高いと思われます!
川島章三さんは三谷幸喜監督の作品で助監督として長い期間活躍されています!
もしかしたら三谷幸喜監督が遊び感覚で出演依頼したかもしれませんね。
清洲会議の映画で弥助は史実でも黒人!
映画・清洲会議では弥助役で登場していたのは、顔を真っ黒に塗ったショー片島さんがチョロっとだけ登場している可能性が高いですが、歴史の史実では本当に弥助は黒人みたいに黒かったのでしょうか?
弥助に関していろいろ調査していくと、織田信長の家臣として宣教師が日本に連れてこられたようです。
史実上でも弥助を描いている絵が残っていました!
黒人で信長を慕っていた弥助の画像はこちら!
【アフリカ出身のサムライ】弥助の謎に包まれた生涯に迫った。
イエズス会の宣教師の黒人奴隷が、織田信長の側近となるまで。
「本能寺の変」で必死の奮戦をした彼に、明智光秀がかけた言葉とは?https://t.co/k9aUl9LvJC pic.twitter.com/hG6fx7SPu0— ハフポスト日本版 (@HuffPostJapan) June 8, 2019
弥助ってどんな人だったのか?
弥助はアフリカのモザンビーク共和国出身で元々は奴隷の身だったそうです。
当時、アフリカのモザンビークはポルトガルの植民地で多くの人が奴隷として世界中に送られていたようです。
弥助もその一人で、最初はインドに行かされていたのをヴァリニャーノという宣教師に連れられて来日。
当時は有色人種の人権が認められていなかった時代だったため、ヴァリニャーノは弥助を見世物もしくは土産物の一つとして信長に紹介しました。
初めてみた黒人に織田信長もびっくりしたそうで「黒色に塗ってるんじゃないだろうな?洗い流してこい!」と命令したそうです。
洗い流しても白くなる訳でもなく、本当に黒い肌の人間を見た信長はその珍しさを気に入りヴァリニャーノに交渉しました。
そしてその人物を譲り受けた信長は「弥助」という日本人の名前をつけて側近においたそうです。
信長は弥助を奴隷のような扱いはしなかったそうで、衣食を与え従者としてそばに置いていたそうです。
弥助も信長を信頼していたのがわかるのが、本能寺の変の出来事で家主が亡くなってから二条城の織田信忠に加勢していました。
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普通であれば本能寺の変の後、逃げることも出来たはずです。
結局のところ、信忠も自害してしまい二人を助けることが出来なかった弥助。
弥助のその後の軌跡は明らかになっていません。
まとめ:清洲会議の弥助は黒人だった!
歴史上では弥助は10人力で力持ち!相撲好きな織田信長が気に入ってそばに居させていましたが、まさか黒人だったとは驚きですよね!
アフリカ人ということで当時の日本人と比べたらかなり体格も大きかったようで、京都でもすごく話題になっていたそうです!
そんな織田信長のお気に入りだった弥助がまさか清洲会議に登場させるところはやはり三谷幸喜監督の遊び心があって面白い演出でした!
しかも回想シーンでチョコっとだけ登場と、弥助役のショー川島って誰やねん!って感じですよね(笑)
この清洲会議は歴史上の内容と比べてもかなり忠実に再現されていてすごいですよね!
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そんな遊び心満載の三谷幸喜監督の作品に今後も注目です!